トピックス

      

干し柿完成

2017.12.30

干し柿の写真です

11月下旬から始めた干し柿作りも1か月を経て完成となりました。実はわずかに透明感を持った飴色になり、糖分が白い粉となって表面に適度に現れています。
新年のお茶菓子として十分な仕上がりとなりました。

着手が2週間ほど遅かったのですが、12月は雨も降らず、晴れて乾燥した低温の日々が続いたことが干し柿作りに好条件だったようです。
湿度が高いとカビの発生を誘い、色も黒くなってしまいます。
今年の結果に味を占めて来年もと思うのですが、柿の実がどれだけ実るのか?・・・・

餅つき

2017.12.29

餅つきの臼と杵の写真です

年末の重要な行事が餅つきです。小学生・幼稚園児の孫を交えて家族総出で楽しむ
イベントです。 近年はノロウイルス感染への予防から、幼稚園などでの餅つきが敬遠される傾向にありますが、つく楽しみ・食べる楽しみを家庭で体験します。

写真の臼を30年近く使っていますが、臼が出来たのは60年ほど前とのこと。持ち山のケヤキの大木を切った折、その材で5個の臼を作り、5人の兄弟で分けたうちの一つとか。
杵も昔のものは柄が抜けないようにくさびで固定したものですが、最近の杵は、柄の断面構造を円と四角を組み合わせて抜けにくい構造のものが売られています。

干し柿作り

2017.11.26

干し柿の写真です

渋柿(品種:蜂屋)を使って干し柿作りを始めました。皮をむいた柿を燻蒸して柿渋のもととなるタンニンを処理して日に干します。 2週間遅れとなり熟して落ちた柿も多く、数は減りましたが、新年のお茶菓子に出来るよう養生に努めます。
柿の表面に白く糖をまとった様に仕上げることができるかがポイントです。知人に教えられたように進めます。

プロが作るものは、「堂上蜂屋柿」として2007年に「食の世界遺産」に登録されており、その高級品は、1個1000円以上の価格で販売されています。
予約販売のみということですが、短期間で完売する人気商品のようです。
詳しくは、「美濃加茂市堂上蜂屋柿ブランド構築実行委員会」のホームページをご覧ください。

玉葱苗の植付け

2017.11.5

ビニールシートの穴に植えた玉葱苗の写真です

葱の苗を植えました。タマネギは欠かせない食材です。栽培期間が長いのが欠点ですが、連作障害も無く、病気・害虫の被害も少なく作りやすい野菜です。

平な形の早生種と、球形の晩生種の2種類を作ります。早生種は4月中旬からゴールデンウイーク頃には採れ、辛味も少ないので生食に最適です。 晩生種は、6月中旬からの取入れとなり、夏の暑さを乗り切る貯蔵性に優れた品種を選びました。

の大半は購入しますが、1部は自家製の苗も使用します。自家製の苗は、長い根を残したまま植え付けるので根付きが早く、 購入する苗は、ついている根の長さが短いだけ根付くまでの期間がかかるようです。

栗の収穫

2017.9.2

栗の写真です

きんとんの販売開始の新聞記事を目にするころとなり、我が家の栗も落ち始めました。早生種ですが、暑さが続いたせいで落果が昨年に比べ1週間遅くなっています。

通栗の早生種から始まり、晩生種の収穫が終わるまで約1か月かかります。9月下旬からは人気の利平栗も加わります。渋皮の取れやすい「ぽろたん」という新品種もありますが植えていません。 収穫した栗は、栗きんとん・栗ようかん・栗ごはん・マロンペースト・マロングラッセとして秋の味覚を楽しみます。

穫は実って落ちたものを拾い集める原始的な方法ですので、拾い忘れるとコウロギに食べられ傷物になります。栗畑にはコウロギに始まり、カエルそしてヘビという自然界の食物連鎖を見ることが出来ます。 昨日のお客さんは、体長1.5メートルのシマヘビでした。そのヘビも空の上から鳶に狙われているのです。

石器:打製石斧

2017.8.16

打製石斧2個の写真です

から石器が見つかりました。昨年12月里芋を掘り上げた時にそばの深さ30㎝程の土の中から掘り出したものです。両者は20㎝程離れた位置で見つけました。

蔵文化財担当の学芸員に見てもらい、縄文時代から弥生後期にかけて使われた「打製石斧」とわかりました。石の材質は変性粘板岩で、薄く剥離する性質を使って刃を形づくったようですが、現在同種の石の産地は50kmほど離れています。

斧と書きますが、この用途は、棒の先に縛り付け、穴掘りのスコップのようにして使ったものとされています。そのため折れた破片の形で見つかるものもあるようです。 「石斧」を農耕と結びつける研究者もいるそうですが、竪穴住居の設営に使ったのではとの学芸員の見解です。

桃の収穫

2017.8.12

白鳳系の桃の写真です

の収穫期を迎えました。今年は早生種が7月下旬半ばから、中晩生種も8月に入ってからと昨年に比べ1週間遅れとなりました。

実の大きさは、昨年より袋かけの数を減らしたこともあり、250グラムを中心に300グラムを超えるものが出来ました。 さっぱりした甘味の早生種と濃厚な甘味の中晩生種の味の違いを堪能しました。保存食としてジャムに加工し、パンやヨーグルトに添えて食します。

年のマイナス要因は、シンクイ虫の被害が昨年以上に多く、収量が低下したことです。殺虫剤の散布タイミングを誤ったことが原因と考えています。 また一つは、迷走台風5号による落果を避け、早採りしたため完熟前の実を採らなければならなかったことです。結果的には台風による落果は少なくほとんど影響はありませんでした。
                 そのおかげで、晩生種(川中島白鳳)の実が収穫を迎えようとしています。

スズメバチ

2017.7.30

作りかけの小さな巣と侵入経路のなった蔵の窓

の2階の明り取りの窓の周りに10匹程度のスズメバチが飛んでいました。20年ほどの間で羽蟻は経験しましたが、スズメバチは初めての出来事で驚きました。

年はスズメバチの巣がソフトボール大になるまで気づかず専門業者に処理してもらったことがありました。そこで燻蒸タイプの殺虫剤で追い出し、侵入経路と巣の有無を確認しました。 その結果、明り取りの窓の隙間から侵入し、写真のような小さな巣を梁の柱に作りかけていました。1週間以内の仕業でしたのでこの範囲で収まりましたが、発見が遅れたら昨年の二の舞になるところでした。 対応処置として隙間を塞ぎ、小さな巣を欠き落としました。

柿の摘果

2017.7.15

摘果後の柿の枝の写真です

の摘果を行いました。今年は剪定で着果枝を十分に確保しておきましたし、5月中旬から6月にかけて雨の少ない天候でしたので栗同様柿も多くの実がつきました。 大きく実らせるため、摘果で実を間引きして数を減らします。

枝に一果または、葉25枚で一果というようなガイドラインはありますが、実の無い枝もありますので、大きくなった実の着き具合を想像し、干渉して成長が妨げられるような実を優先的に摘果します。

は桃に比べて手がかかりませんが、それでもこの後殺虫剤と殺菌剤の散布を2回ほど行います。そしてヘタに虫が入って落果することを防ぎ、実の成長を阻害する落葉を防ぎます。 九州の柿農家では集中豪雨による土砂崩れでこの作業が出来ず今年の収穫を懸念しているニュース報道もありました。

百合:カサブランカ

2017.7.9

百合の花の写真です

人の形容にも使われる花、妖艶な香りは、蝶をも引き付ける魅力を持った花です。

本の軸に20近い数の花を付けることがあるカサブランカですが、植えた球根の大きさがやや小ぶりだったせいか、花の数は5~6個と適度な大きさに育ちました。虫の害も少なく綺麗な形のつぼみになりました。 盆の仏花に加えるために育てていますが、1週間早く咲きました。残りのつぼみで役が果たせるでしょう。

去にはモンキアゲハの訪れを観察しましたが、今年もシャッターチャンスの期待が高まります。蝶の羽の動きは早いので、羽の鮮明な姿を捉えるには、1/1000秒以下のシャッタースピードが必要です。

西  瓜

2017.7.8

ツルについた収穫前のスイカと断面の写真です

西瓜の採り時を迎えました。お店の店頭では、1か月ほど前から露地栽培の西瓜を見かけますが、ゴールデンウイークに植えた苗が育ち、5月末に受粉した花の実が今食べごろになりました。 受粉から収穫まで概ね45日です。大敵はカラス・アライグマで、防鳥テープを張って威嚇します。

培品種は、大玉の夏武輝(タキイ種苗)で、タキイ種苗で育成した接ぎ木苗を購入します。1株で3~4個、5~8kg/個の西瓜が収穫できます。甘味も強く、シャリシャリした食感の果肉が好みで選んでいます。 難点は、大きいため冷蔵庫に入れづらいといったところでしょうか。

長過程では果実全体に日が当たるよう時々回転させますし、強い日射で内部の温度が上がらない様、日よけも不可欠です。西瓜の採り時は難しく、日数も目安になりますが、叩いた時の音で判断します。 パンパンという高い音はまだ早く、柔らか味のある音になるまで待ちます。反対にボテボテという音がすると内部に空洞(断面写真参照)が有ります。

馬鈴薯の収穫

2017.6.23

枯れた馬鈴薯の茎と掘り出した芋のの写真です

鈴薯の茎が倒れ、枯れたころを見計らって馬鈴薯を掘り上げます。天候を考え行います。保存する作物なので水分を多く含んだ土から掘り上げたものは良くありません。前日に降った雨の影響を感じないほど土はサラッとしていました。

は目を見張るほどの成長を見せ、収穫の期待を膨らませましたが、芋の大きさは昨年を下回りました。5月中旬から6月にかけての雨不足への対応が欠けたためと考えています。雨が降らないことがプラスになる作物もあれば、マイナスになる作物もある。 自然任せに出来ないところが多分にあります。

桃の袋かけ

2017.6.4

袋かけの前と後の写真です

栽培の最大の作業が袋かけです。袋かけには病害虫から果実を守る役目があります。

果で数を減らしゴルフボール大に成長した実から、虫の食害を受けていないもの、傷変形の無いものを選んで、実一つ一つに袋をかけます。袋かけ前には、殺虫剤と殺菌剤を混合した薬液を木全体に散布します。 トップページに袋のかかった木の全景を載せていますのでご覧ください。

実が250グラム近くに肥大して収穫できるようになるまで、早生種で2か月、晩生種で3か月程必要ですが、この間はカメムシなどの害虫や、ヒヨドリ・カラスの害鳥への対策が欠かせません。 適度な降雨があり、強風に襲われないよう祈っています。

味噌の仕込み

2017.5.27

かめに入れた味噌のもとと、重石をかけた写真です

の恒例行事、1年分の味噌を仕込みました。大豆だけの豆味噌です。味噌屋で大豆と、米麹を混ぜ塩水で調合したものをかめの中で一年寝かせます。写真左の白い部分は麹のついた米粒です。

真右のようにそそそこの重石を載せ封をしておきます。夏の暑さで麹菌が活動し、豆が発酵して味噌に変わります。1年ほどして封を切ると、米麹は分解されて姿は見えなくなり、上澄みにはたまりが、その下に味噌が出来ます。

年家庭で多量の味噌を仕込むことは少なくなり、大きな陶器のかめの入手は、生産が途絶えたこともあり、不可能となっています。したがって、代替品はステンレス容器になるでしょう。

栴檀の花

2017.5.21

薄紫色の栴檀の花の写真です

檀(この場合は白檀を指す)は双葉より芳し とは人物を評するときに使われる諺の一つですが、今 栴檀の花が満開です。

梢の先から新芽と共に放射状に伸びた花柄(へい)の先に、長さ1cm程の薄紫色の5弁の花びらが円錐状になって咲きます。一枝ごとに花の房ををつくり、木全体に広がって見ごたえがあります。

丁花や金木犀の香りほど強くはありませんが、心地良い香りを漂わせています。

玉ネギの収穫

2017.5.20

成長した収穫期の玉ネギの写真です。

料理に不可欠な玉ネギの収穫期を迎えました。冬が暖かかった前年と比べ、今年は1か月程遅くなりましたが生育状況は上々です。
前年11月に苗を植え、早生種で5か月、晩生種で7か月ほどかかる栽培期間の長い作物です。 昨年は北海道の水害の影響で品不足がニュースになりました。

収穫するのは早生種で、この後中生種・晩生種と1か月程かけて順次収穫します。晩生種ほど保存性は高いので年明け頃まで持ちますが、夏の高温が保存の大敵です。

サギ草の植替え

2017.5.8

芽が出たサギ草を植替えた鉢の写真です

白の鷺が飛翔する姿に似た花を付けるサギ草は、魅力的な植物です。
昨年は花数が少なかったので、2年ぶりにサギ草の植替えをしました。 大きな球根を選んで鉢に並べ直しました。放置したため、球根の数は増えたのですが、小ぶりなのが気になります。2段の花が咲けばと思います。

個ほどの球根からスタートして鉢を増やしてきましたが、来年は新しい品種を追加したいと考えています。